豊胸にまつわる心の動きを歌にしたい

自分が作る曲はどうしても男性目線になってしまいがちなので、女性目線の曲も作って歌いたいと思っています。
とは言え、女性の恋愛感情をテーマにした曲を歌っている男性ミュージシャンはもうすでに大勢いるので、これまでに誰もテーマにしたことがないような曲を作りたいと思い悩んでいたら、すごく良いアイデアが思いつきました。
それは豊胸にまつわる心の動きをテーマにした歌で、多分今まで男性だけではなく女性のミュージシャンも手を出したことがないんじゃないかと思います。

実行までに葛藤もあるはず

自分が豊胸にまつわる心の動きを歌にしたいと思ったきっかけは、ただ今までに聴いたことがなかったからだけではありません。
それを実行に移すまでには、その女性の中で色々な葛藤があるはずなので、そんな心の動きを想像したらすごく大きな興味が湧いて来たんです。
なかなかの金額のお金がかかる上に、痛みや体への負担があるんじゃないかといった不安も感じるであろう豊胸を実行しようとする女性の多くにとって、バストのサイズが小さいことが長い間のコンプレックスだったんでしょう。
ただ、豊胸によってそのコンプレックスを解消しようと思い立っても、実際に美容整形外科を訪ねるまでのは簡単なことではないはずです。
親からもらった体に手を加えることに対して抵抗感があったり、急にバストが大きくなったことに対して周囲が違和感が持つんじゃないかと心配したりといった理由で、やっぱり止めた方が良いかと思うこともあるんだろうと想像出来ます。
そんな迷いを振り切って豊胸を実行する女性の心の動きは、とてもドラマチックなんじゃないでしょうか。

歌にしても伝わらないか…

豊胸を歌のテーマにするなんて、我ながらすごいアイデアを思い付いたもんだとちょっとの間自画自賛していたんですが、よくよく考えてみると心配になってきました。
男である俺がそれを歌にしたところで、聴いた人に言いたいことが上手く伝わらないじゃないか、男のお前にバストの悩みの何が分かるんだよと思われてしまうんじゃないかといったように、何だか不安になって来てしまったんです。
バストが小さいことについての悩みは、男性に置き換えると背が低いみたいなものだろうと勝手にイメージしているのですが、女性に言わせるとそんなもんじゃないと言われるかも知れません。
女性目線の曲を歌う男性ミュージシャンの多くに言えることなんですが、あくまで男性が想像する女性の心をテーマにした曲になって、女性から分かってないと思われてしまう恐れがあるんです。
豊胸を実行するまでには葛藤もあるはずというのも俺の思い込みで、軽い気持ちでやっている人もいるかも知れません。
なので、豊胸についての曲を作るのをあきらめたわけではありませんが、完成させるのは難しいなと思っているのも確かです。